ハイハイ。あっちね…って、お前の部屋かよ
あ、途端にムカついてきた
野郎ォ…虫の分際で○○の部屋を荒らしやがって
許さねえ。ブッ殺す
(そう無表情で呟いて、私の部屋に入っていった。バタンとドアが閉まる。
…竜胆が入って間もなく、どったんばったんと大きな音が自室から聞こえてきた)
(…自分の部屋が今どうなってるか、あまり想像したくない)
(数分後、ガチャ…とドアが開き、竜胆が出てきた)
お待たせ!○○
騒いじまって悪いな。ほんのちょっとだけ手間取った
でも…ほら、見てみろよ
オマエの部屋を荒らす害虫はオレが退治してやったぜ?
(私の部屋の床にはピクリとも動かなくなったGがいた。
…いや、それよりもベッドやカーテン、その他の私物がぐちゃぐちゃになっていることのほうが気になる。
竜胆のほうを見たらニコニコとすこぶるいい笑顔で私の様子を伺っていた。まるで飼い主に褒められ待ち中の犬みたいに)