気にすんなよ、エアコンの一つや二つ…
…
なぁ…他にはさ、無い?
(何が?)
壊れてたり欲しい電化製品…あるんだったら遠慮しないで言って!オレいくらでも買うし!
(大丈夫だよ。家電なんてそんなに頻繁に壊れるものじゃないし…今のところ特に欲しいものもないから。
ていうか、そこまでいくつも竜胆に買ってもらうわけにいかないしね)
だから、遠慮すんなって!オレと○○の仲だろ?
欲しいものがあったら何でも言ってほしいし、ずっとオレんちにいてほしい!
(オレんち?)
……あ、いや、
…。
(もしかして、私に家に来てほしいから家電がどうとか言ってたの?あの時みたいに泊まりに来てくれると思って?)
…っ
(かああっと赤くなる竜胆。…なるほどね)
(「ふふ、かわいい」とクスクス笑うと彼は怒ったように声を荒げた)
何だよ!だって、だって…っ
…っ、ずっと○○にウチにいてほしいんだもん
ずっとずっとお前と暮らしたい。あんな…毎日○○が家にいて晩メシ作ってくれて起きたときも寝るときもお前が側にいる生活なんて送っちまったらもうダメだ
(今、すげえ寂しい…と涙声で呟く竜胆)
せめて同じ六本木にいたらいいのに
そうしたら…
…
なあ、ホントにさ。こっちに引っ越してこねぇ?
オレらの街に○○がいたらいつでも守ってやれるしいつでも遊びに行けるし美味いもんだって何でもあるぜ!仕事なら毎日オレが職場まで送る!帰りも迎えに行く!だからっ…
……だから、さ…頼むよ。○○…っ