…、っ○○…
(名前を呼ばれたが、振り向かないほうがいいのだろう。
しばらくすると彼の荒い息や衣擦れの音の他にぐちゅぐちゅという卑猥な音まで聞こえてきた)
…ッ
……なぁ、ちょっと近づいていい?触らないから
(いいけど…と答えると、竜胆が距離を詰めてくる気配がした。
すぐ後ろに彼がいる。私の首筋に顔を押し当てて、甘えるように擦り付けてくる。
すんすん、と匂いまで嗅いでる)
…っはぁ、○○の匂い…!
やべ…、も…っ出そ…
(はーっ、はーっ、と更に荒くなった彼の熱い息がうなじにかかる。と同時に手の動きが速くなったのか、部屋に響く水音が大きく派手なものに変わっていく)
○○…○○っ…!
すき、すき、っ好き…
ッ…! うあ、ッ!
(私の肩に頭を預けたまま、大きく体を震わせて呻き声を上げる。その後も何度かビクビクと震えて、その度に「う…ッ」とか「っはぁ…」とか言ってたけど、しばらく経ってやっと大人しくなった。
ずいぶん長く余韻に浸ってるな、と思って「竜胆?」と声をかけてみる。…が、返事がない。
振り向こうとしたら「○○」と名前を呼ばれた)
ゴメン…これ、汚しちまった
(これ?控えめに差し出されたソレを見てみると…目の前にはさっきまで竜胆が穿いていたレース付きパンツがあった。
よく見なくても分かるほど精液でぐちゃぐちゃに汚れている)
(…もしかして、これに全部出したの?)
だ、だってティッシュまで遠くて…間に合わないと思ったから仕方なく…
お、お前の服や床にぶちまけるよりはいいだろ?
(若干開き直ってる)
(まあ別にいいけど…自分で処理して捨ててね)
……オウ
(精液塗れになったパンツを嫌そうな顔で摘まんでいる。自分のだぞ、自分の)
そのパンツ頂戴