マジでフツーの弁当だな
フツーすぎて逆に違和感。こんなザ・手作りって感じの弁当、俺らにはミスマッチじゃね?
竜「文句言うなら食うなよ!返せ!」
やだね。俺はもうすでにこのタコのウィンナーに目ェつけてんだ
いただきー♡
竜「はぁ…オレの弁当…
……ちょっと便所」
(トイレに入っていった弟の姿を横目で確認する蘭)
…ははっ、なんだコレ
マズ。安っぽい加工肉の味しかしねえや
どうせこれ全部その辺のスーパーかどっかで買った材料だろ?あの女、こんなもん俺の弟に食わせようとしてたのかよ
……こんなもんを、竜胆のためだけに
竜「兄ちゃーん、どう?弁当美味かっ…
って、あ゛ーーーっ!!オレの弁当!!
おい、一口だけって言ったろ!?もう半分も残ってねえじゃねえか!!」
は?……ああ、ホントだ
竜「ホントだ…じゃねえよ!何、そんなに夢中で食うほど美味かったの?」
いや別に
ビンボー臭ぇ肉と米の味しかしなかった
竜「はああああ!?」