?
(背後から急に声をかけられ、兄弟揃って振り返ると…)
…ゲッ!
お、お前ら…
(目を向けた先には、あの日自分たちが○○を襲うよう指示した男たちがいた。
「何故こんなところに…ここは六本木じゃねえぞ?地元から出てくんなクソヤンキー!」と自分たちを棚に上げて二人は思った。
チラリと○○のほうを見る。
幸い、彼女は今一人で屋台の食べ物を買いに行っててこっちにまだ気付いていない)
「いやー奇遇っすね!蘭さんたちも来てたんすか?」
「あ、さっきたこ焼き買ったんスけど食います?美味いっすよ」
「バカ!蘭さんは歯に青海苔つくのが嫌いだからたこ焼きなんか食わねえよ!」
「あ、そっか。なら焼きそばはどうです?オレ買ってきますよ」
「焼きそばにもかかってんだろ!アホ!」
(男たちが陽気に話しかけてくるがそれどころじゃない。
まずい。彼女が気付く前にコイツらを遠ざけなければ…)
二人ともお待た…せ…?えっ、その人たちって…!