俺、この髪型に変えたんだぜ?
(えっ、そうだったの?)
あ〜、やっぱ気付いてなかった
そうだよなぁ、○○だもんなぁ
(…だって、髪切った時も何も言ってなかったから)
(蘭の言い方に少しムッとして返すと、蘭はクスクス笑いながらあなたの体を抱き寄せた)
あはは、ごめんごめん。意地悪な言い方して悪かったって
なぁ、機嫌直して?お姫様
(そう言ってチュッと唇にキスを落としてくる)
(…私、もうオバさんだよ?この歳になってお姫様はちょっと…)
なんで?いーじゃん、別に
いくつになってもお前は俺の可愛いお姫様だよ
竜「オレら、な」
あー、はいはい
(キッチンで飲み物を入れてきた竜胆が三人分のマグカップをテーブルに置いて、兄とは反対側のあなたの隣に座る)
おせーぞ竜胆
竜「遅くはねェだろ!映画、何観るか決まった?」
(うん、この鮫とゾンビと殺人鬼が戦うやつ)
竜「…超B級ホラーだな…」
もうB超えてZだろ
(兄弟はお互いを見合わせて笑い、隣に座るあなたの肩や手に触れる。
マグカップの湯気が立ち上がり、大画面のテレビから映像が流れ始めた)
「…って言ってたからさぁ、」