(リビングで三人、川の字で寝ることになった。
ゴールデンウィークの時(※
お泊りする参照)には無かった布団が二組並んで敷かれている。
……二組?)
こんなこともあろーかとフトン買っておいて良かったな竜胆?前ここで寝たら体バキバキになったし
(ねぇ、どうして二組だけなの?)
そのほうがみんなでくっついて寝れるじゃん
竜「ほら○○、真ん中行けよ。電気消すぞー」
(そう言って部屋の電気を消す竜胆。言われた通り二組の布団の真ん中に横になると、ほぼ同時に両隣から腕が回ってくる)
蘭「あー、マジで新しいベッド買おうかな。キングサイズのでっけぇの。○○さんが毎週泊まりに来て俺らと寝てくれるんだったら買うんだけどなー」
…買ったとして、どこに置くんだよ?
オレらの部屋のどっちかに置いても狭ぇだろ
蘭「この際引っ越しするか」
(そ、そこまでしなくていいよ)
蘭「どうして?そんなに頻繁に来ないから、って?」
いや来いよ。兄貴と寝るのなんてたまにでいいじゃん。十回のうち一回くらい。普段はオレと寝よ
蘭「あーオマエそういうこと言うんだ?かわいくねー。蘭ちゃん泣くぞコラ」
かわいくなくて結構だし勝手に泣けよ
(二人とも喧嘩しないで…)
お前がさせてんじゃん
…お前が、あんまりウチ来なくなるとか言うから
(言ってないよ!言ったのは蘭さんで、んぷっ)
蘭「あーハイハイ、俺が悪かったからゴメンなぁ?二人とも仲良くしろ〜」
…兄ちゃん、○○が死にそうになってる
蘭「あ、ワリ」
(蘭さんに口を手で塞がれて、その上体重をかけるように体を押し付けられて苦しい。竜胆に言われてからやっと手を離してくれた。はふはふ、と必死に空気を取り込む。
涙目で睨むと蘭さんは「ゴメンなぁ」と言いながら顔を擦り寄せてくる)
それにしても…このお布団気持ちいいね。いくらしたの?