(がちゃ、とドアが開く音がしてそっちを見たら、寝起きの蘭さんが部屋から出てきた。まだ眠そうに欠伸をしながら私のいるリビングまでやってきて、すぐ側のソファに座る)
(おはよう)
…おはよ。竜胆は?
(コンビニ行ってる。よく眠れた?)
うん…いい夢見た
(どんな夢?)
○○さんとイチャイチャする夢
キスしたりハグしたり、凄え幸せだったな
(本当に嬉しそうに言うので何だかこっちが恥ずかしくなって俯くと、クスッと笑った声が聞こえた)
…正夢にしていい?
(え?あ、ちょっ…)
(ギュ…)
あーコレコレ。この感覚、夢と同じだわ
あったけーし柔らけー…
(幸せ、と呟いて頬擦りしてくる。…くすぐったい)
大人しくしてて。キスはしねぇから
竜胆帰ってくるまでこのままでいさせて…
(その時、玄関のドアが開く音がし、蘭さんが「チッ、早えよバカ」と私の耳元でぼやいた)
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