(…)
(ガチャ)
(寝室へ逃げ込んでベッドの中にいると、部屋のドアが開く音が聞こえた。…蘭さん、だよね)
(寝たふりをしようか迷っていると、掛け布団を勢い良く剥ぎ取られる。ひんやりとした空気を全身で浴びた)
…
(蘭さ…、アッ)
(ベッドに入り込んできた彼は私の首筋に舌を這わせながら服を脱がせ始めた。
部屋の中が暗いから蘭さんがどんな表情をしてるのか分からない…が、これから彼にされることだけは分かる。恐怖で体が震える。蘭さんにもそれは伝わっているだろうが……今まで私が怯えていてもやめてくれたことなんて一度だってなかった。だから、きっと今日も……)
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