(黙ってしまった。例によって例の如し、か…)

(心の中でこっそりため息をついてると、不意に彼から抱きつかれる力が強くなった)

嫌いにならないで
好きなんだ。こんなに好きな女、お前以外にいないんだ
だから捨てないで。お願い、○○

お願い…

(そう言いながら私を抱き締める力は増すばかりだ。
「竜胆、痛い…っ」と彼の腕や背中を叩いて抵抗するけど全然聞いてくれない。…いや、聞こえてない?)
… あんなこと?(ぐりぐりされる