(自分のコテージに戻り一時間が経った頃、空の色はオレンジが藍に呑まれているようなものへと変貌していた)
(待たせてしまっているかもしれないし、そろそろ左右田くんのコテージに向かおう)




(いつものように、木製の扉をノックする)

●●か? 鍵あいてっから、そのまま入っていいぜ。

(少し硬い声に招かれ、ガレージのようなその一室に足を踏み入れた)




HB君への贈り物