──。
ああ、大丈夫。大丈夫だ。

(言葉を続けるより前に、強く抱き締められた)

それは夢だ、夢なんだ。
●●はここにいるし、触れるし、生きてるし、怪我なんてしてねェ。
してねーから、大丈夫だから……

(背中に回された腕が、存在を確かめるように強く引き寄せてくる……)
(……抱き締められる直前、泣くのを耐えるような、痛みを堪えるような顔が見えたのは気のせいだったのだろうか)



…あったかいねぇ(すりっ)

身体中痛いのも、変な夢見たせい、だよね?