何だこれ、ペンか？

西園「ふーん……変なもの貰っちゃったねぇ左右田おにぃ」

な、なんだよ急に……

西園「べっつにー？ おにぃの誕生日祝ってあげてるんだから、わたしが話しかけたって変なことはなにもないでしょ？
　　それよりそのクソダサセンスのペンが使えるものかどうか、ちゃんと確認しといたほうがよくない？」

……。
オメーが言い出したってのが気になるけど、まぁ色とか気になるしな……誰か、紙とか持って──

(広間を見回す左右田くんは、そう言いながらボールペンをノックした)

──ｲｯづぁ！？

西園「あはははは！！」

(軽く跳ねた左右田くんは、驚いた顔のまままボールペンを放り投げた)
(ドッキリ大成功！)