やぁーっと起きたかよ。

(「痛い」と零しながら振り向けば、週番日誌を持った左右田くんがいた)
(どうやら、その手にあるもので叩かれたらしい)


「痛い」じゃねーよ!
オメーがいつまでも寝てっから、オレが週番の仕事ほとんどやるハメになったんだぞ!!

……まぁいいや。
あとこれ出すだけだし、一緒に行こうぜ。

(青いツナギを身に纏った左右田くんと、オレンジ色の廊下を歩いていく)
(幻想的と言うには余りに眩しいけれど、十分に現実離れした景色に足元がフワつい)


オレンジ色の校舎。