──そ、そういうやつかよ……

(大きくため息を吐いた左右田くんは脱力するものの、握られた手首が解放される気配はない)

……オレ、オメーに嫌われたのかと思ってすっっっっげー怖かったんだぞ。
●●にも思うところはあったのかもしんねーけど、それにしたってやり方とか、こう……

……とりあえず、嫌われてなくて安心した……
もう頭回んねーわ……

これ以上一緒にいたら、左右田くんなしじゃいられなくなりそうで……