(首から先が無くなった体がぐらりと揺れ、倒れる)
(じわり、赤い水溜まりが広がった)
ったく、きったねーな……
おう●●、生きてっか?
(まるで何事もなかったかのように、血溜まりを踏み鳴らしながら左右田くんは近付いてくる)
(その片手には、火器の類いが握られていた)
んな怯えんなって。
死にかけたオメーを殺しても、コレの力借りたみてーで気持ち悪ィからやんねーよ。
(コレ、と言いながら死体を蹴っ飛ばした左右田くんは、私に空いている方の手を差し出す)
ほら、掴まれよ。怪我してんだろ?
(私はその手を──)
★敵か味方か