(それは、一体、どういう……)

あ、やべ。順番間違えた……

(頭を掻く左右田くんは至っていつも通りで、けれどさっきの言葉が嘘というわけではないのは雰囲気でわかる)

あのな、●●。オレ、オメーのことが好きで……
い、今さらかもしんねーけど、本当だぜ!?
そ、その……だから、●●。好き、大好きなんだ、殺させてくれ。

(そう言った左右田くんは照れ臭そうに、苦しそうに、嬉しそうに悲しそうに色々がまぜこぜになった笑顔を浮かべてレンチを振りかぶっ)

★恋心という名の絶望