(再会の場所は、瓦礫の山の合間)
(多少容姿は変わっていたけれど、相手が誰なのかはすぐにわかった)
(それはきっと向こうも同じで)──●●? ●●だよな?
怪我は? 大きな怪我はねぇ、んだな!?
……あぁ、良かった……
(大きく息を吐きながら煤にまみれた胸を撫で下ろす左右田くんは、なにも変わってはいない)
(それに安心して、少し泣きそうになった)
(左右田くんこそ、どうしてここにいるんだろう?)
(学校に来なくなってから、学校に行けなくなってから一体どうしていたんだろう?)
(ずっとずっと心配していたことを伝えれば、左右田くんは困ったような顔をして頭を掻いた)そ、そうだよな、悪い……
でも、会いに来た理由なんて決まってんだろ?
●●を殺しに来たんだよ。「
──え?」
★再会という名の希望