貴様がアレを語るとはな……

あの雑種のことだ、俺様との関係なぞ撫でる程度しか開いていないのだろうが、我ら魔族の時は貴様らのそれとは違う。
特に古き知り合いともなればよくよく理解している。嫌と云うほど、だ。

今更貴様に語られずとも知っているさ、アレの強みも、勿論弱味もな。
その上で、あの獣にすがっていれば“貴様が”潰れると俺は言っているのだ。

▽可愛いけどああ見えて結構頼りになるんだよ