○○か!?
(その声に振り返ればなんと、思い浮かべていた“彼”がそこにいた)「
創くん!」
やっぱりそうか!
1年だったか2年だったか……なんにせよ久し振りだな、○○。
お前はどこか抜けてるところがあるから、何か巻き込まれたりちゃんとやってるか心配だったんだけど、元気そうで……
……ん?
……なぁ、○○。急にこんなこと言うのも変に思われるかもしれないけど……最近、身の周りで変なことが起きたりしてないか?
(急にかけられた問いに戸惑い、言葉が詰まる)
(もしかして、カズイチのこと? でも、まさかバレるはずはないし……)「
ううん、大丈夫だよ。本当、急にどうしたの?」
い、いや何もないならそれで良いんだけど……
あのさ、一応お祓いしてもらったりとか……
?「
日向クーン」
げ。
(不意に声が降ってくる)
(不思議がって顔を上げるのと、創くんが嫌そうに声を上げるのはほぼ同時のことだった)