今日まではずっと先頭を走り続けて、でも今日は後ろからの景色。
ライバルも、観客の人も、実況の人も、みんなが騙される。
不調でもなんでもないって『わかって』いるのはマヤと、もう一人だけ。
「最終コーナーを抜けて最後の直線──おっとここでマヤノトップガン抜け出してきた!!」
アフターバーナー全開で、1人また1人と追い抜いていく。
雲を抜けたその先へ、キミの待つキラキラな空を目指して。
「差し切ってゴール! 1着はマヤノトップガン!!」
息を切らしながら、すぐにキミのいる場所を見る。
大切なキミに、マヤから勝利の贈り物☆

「ランディングキーッス☆ マヤにむちゅーになっちゃった?」
キミと一緒なら、マヤはどこまでも飛んで魅せるよ。