BM「ずいぶんと心配しましたよ、私もガールも他の者たちも……元気な顔を見せに行ってやって頂けますか?ほら、お荷物をお持ちしましょう。……ガールも、マスターはご無事だったのですからいい加減に離れなさい」
(姿を現したブラック・マジシャンは、いつものように優しく微笑んでいる。てっきり酷く叱られると思ったが……ブラック・マジシャン・ガールも、怒っていないブラック・マジシャンに驚いているようだ)
BMG「あっ、はぁい…………。…………お師匠様?え?……さっきまですごく怒って……あれ?」
BM「ふふ。マスターの元気なお顔を見ていたら怒る気も失せてしまいました。…………しかし、お気を付けくださいね。何かあってからでは遅いのですから」
(荷物を持ってくれたブラック・マジシャンに促されて玄関で靴を脱ぐ。……後ろ手でドアの鍵をかけながら、ブラック・マジシャンはにっこり笑った)
BM「お帰り
なさい。マスター」