……どうしたもこうしたもねぇ……主人格サマばっかり構ってくれるなぁ?
主人格サマの中で話は聞いてたぜ。
さーて、オレと楽しくデートしようぜぇ、お姫サマよぉ。
(……どうやら闇マリクの人格と交代してしまったようだ)
(ふふん、と闇マリクは満足げに笑うと、そのまま裏路地の方に入っていこうとする)
ケーキなんか食いたかねぇよ。主人格サマも欲が無いねぇ……お姫サマはお利口だから、オレが今いっちばん食いてぇもんが分かるよなあ……
……ここまで道案内ありがとうよ。ここからはオレが案内してやるぜぇ……!
(ちょっとまずい……かもしれない)
「楽しそうだなァ。オレ様も連れてけよ」