…………ほらよ。どうだ、てめぇの言う「いい匂い」がするか……?


(腕をひかれて飛び込んだ先はバクラの腕の中で、そのまま強く抱きしめられた)



こうしてると分かるぜ、お前も美味そうな匂いがしやがる。
……このまま食っちまうか……?



(肩口に、ちくりと小さな痛みが走った)

(耳元で低く笑うバクラが、楽しそうに……肩に歯を立てている)



吸血鬼みたい

いい匂いしそう2