貴様は時折、幼子のような言葉を紡ぐ。

何故、漆黒に怯える。
佐和山城内では、闇に怯える事もあるまい。



だが………

確かに漆黒の中に留まっていれば、
貴様の姿を見喪う漠然とした感覚を得る……。


私の方へ身を添わせろ。

闇にも紛れぬ、貴様の確かなぬくもりを……私に寄越せ。

暗闇が怖い