ん…………傍を、離れるな……。

(上体を起こそうとした体の上に
寝惚けている三成の腕がのせられた。動けない…!

しかも、動けば動くほど腕ばかりか脚まで絡んでくる……!)


……………耳に届く音は巣より飛び立つ鳥声のみ…。
急いて起床することもあるまい。


今はまだ、私の腕に抱かれていろ……。



(眠そうな顔をしているからか、
三成はなんだか少しだけ幼く見えて可愛かった……。)
寝惚けてる?