(…………まだ真っ暗な時間に目を覚ましてしまった…。
寝ていても私を抱きしめたままの三成に、
起こさない程度に寄り添ってもう一度眠ろう……。)


……………闇音、どうした。


(頭上から低い声音が聞こえる。
どうやら、三成が目を覚ましてしまったらしい…。)


漆黒に惑うのか?
あるいは、凶夢に怯臆を抱いたか……。

案ずるな………私が添っている…。目を閉じろ。



(低いけれど静穏な声でそう言った後、
髪を優しく撫でてくれた……。)
密着する