そのような言葉、
乱世で女が紡ぐ言葉ではないだろう。


だが、言霊とは奇妙なものだ。

貴様の告げた言の葉を、私は拒む術(すべ)もない……。


貴様の紡ぐ音は、何故こうも………温かいのか。

その言葉があれば、私は木下闇の中や漆黒でさえも……
歩むことが出来るのだと、今そう思い描いたのだ。


守りたい