(大きな手のひらが頬に触れて、
 ゆっくりと三成の体がこちらに傾いてくる。

 反射的に目を閉じると、
 額に前髪が触れてから唇が静かに重なった。)


ここで待っているからね
無事でいて
何も言えない
三成の両手が頬に触れた