(容易に手折れそうな腕だ……。

勝手に指の長さまで比較し始めているが、
比べずとも一目瞭然だ。


合わせる手のひらは温かく、
こんなにも肌は柔いと言うのに…………

私は何故、この手折れそうな細い腕を、払うことが出来んのだ…。


刃や血濡れた草地を全く知らぬ、この無垢な存在を……
対極に位置する闇音を、何故ここまで求めてしまうのか……。)

三成が腕をガン見してくる